デフレ経済の中では価格競争であらゆる業種がしのぎをけずることになります。そうなりま
すと、資本が大きいほうが有利に展開できるわけです。
しかし、資本が大きくなりすぎるとより事業を運営するのが難しくなります。
例えば、100万円でREITに投資するのと1000万円で投資する場合とでは後者の方が
難しいです。そのため資産を分散して投資することになります。
企業も子会社をつくったりするなど同じようなことをするわけです。
しかし、やはり物には限界があります。無限に拡大することはできないのです。
このため先を読むことが何よりも重要視されるわけですが、よほど有能な預言者でない
かぎり難しいです。そして、ある日限界に達するわけです。
そうなると儲からない事業は清算しますし、それにともなって人員は整理し、必要なくなった
設備は売り払います。規模が大きくなればなるほど時間がかります。
場合によっては引き受け先がないため時間ばかりが経過し、損失を膨らますようなことも
あるでしょう。こういったことが今後繰り返される可能性が高いわけです。
同様にREITも同じです。大きければ良いというわけではないのです。ですので、組成されて
いる
REITの中身がより問われる時代になりますので注意が必要です。
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