基本的に不動産ファンドの場合は収益の大半を投資家への配当金に回します。
また、不動産ファンドを運営する投資法人に対して法人税がかかりません。
ですので、この場合は二重課税とはなりません。
一方、不動産ファンドを購入された投資家の方に対しては、不動産ファンドの配当と売却益
に対して課税されます。
もちろん、不動産ファンドを購入しただけでは何も課税されることはありません。あくまでも、
配当が支給された時と、不動産ファンドを売却した時に発生した売却益に対してです。
急な用事のために、不動産ファンドを売却しなければならなくなり、元本割れしている状況
では課税されませんので、ご安心ください。
ちなみにREITの場合は配当金に関しましては10%の税金が課税されます。
内訳は所得税が7%で、住民税が3%です。
本来であれば20%なのですが、優遇税率が施工されたことにより、10%になっています。
ですので、将来的にREIT市場を取り巻く環境が好転すれば20%に戻ります。
また、REITを売却した場合に掛かる税金に関しましては、取引されている証券会社にて
特定口座で取引することで手続きは証券会社が行ってくれます。
自分で確定申告行なう場合には、例えば100万円で買ったREITを120万円で売ると
20万円の売却益に対して10%の2万円が課税されます。
もし、REIT以外にも複数の金融商品に投資している場合や、複数の収入源を持って
いないのであれば特定口座で取引する方が良いでしょう。
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