不動産ファンドと一般の投資信託の違い - 不動産ファンドが分かる不動産投資入門

今回は投資信託と不動産ファンドの違いについて誠に簡単ではございますが解説させて
いただきたいと思います。基本的に不動産ファンドはビルやマンションなどの不動産物件
を中心に運用しています。一方、投資信託は株式や債券が中心です。



基本的にＲＥＩＴをはじめとした不動産ファンドへ投資する魅力は、何といっても分配金
の利回りが高い点があげられています。一方、株式投資信託などの投資信託への
投資は基準価格の上昇に伴う値上がり益です。



一般的な投資信託がキャピタルゲインを狙って投資するのに対して、不動産ファンド
の場合はインカムゲインを狙います。



ですので、不動産ファンドへの投資はミドルリスク・ミドルリターンであるのに対して
投資信託はハイリスク・ハイリターンなのです。



高い利回りで安定した分配金を期待するなら不動産ファンド、そして、高い値上がり益を
期待するのであれば投資信託がおすすめです。



もっとも、投資信託も債券を中心に運用しているタイプのものはそれほどリスクは高くあり
ませんので、債券型投資信託は基本的にローリスク・ローリターンの部類に入ります。



今現在、世界的な金融危機からリスク商品全般が低迷していますが、低迷している時が
一番の投資機会といわれています。勿論、今後さらに世界経済が悪化することが予想
されていますので、大きく投資することは控えなければなりません。



不動産ファンドと投資信託の両方へ投資することによって、分散投資効果がさらに高まり
ます。小額から投資できるのも魅力の一つです。



ですので、今後の世界経済の動きを伺いながら少しずつ積み上げていくのが良いかと思い
ます。あせって投資するのは危険ですので注意が必要です。