ギリシャに端を発したユーロの金融危機が広がったことにより世界経済が危機的状況を迎え
ています。世界中でデモが繰り広げられ、より世界は混沌としてきました。
そうしたなか、日本国内も株が大きく下落し、底がまったく見えません。一方、不動産市場も
厳しい状況を迎えています。これまで買い支えていた外国人投資家が撤退しています。
これまで不動産価格は株のように上下変動が激しいものではなかったのですが、増税を政府
が推し進めているいま、下降局面に入ると一気に急落するかもしれません。
国土交通省から発表された公示価格は、首都圏エリアですら20%~30%程度下落してます。
もし、増税が決定すればこれによりさらに不動産価格が下がるのは間違いないでしょう。
不動産関連業者はこれまで生きながらえるために優良物件だけは売りに出しませんでしたが、
今後は資金難から、やもえず優良物権を手放す動きが活発化するかもしれません。
そうなると不動産価格がより下落することになります。本来であれば安値で優良物件を取得
するチャンスなわけですが、経済状況から考えてすぐに飛びつくのは危険です。
さらに一段、二段、いやそれ以上に下落するかもしれません。
不動産ファンドの中でも実際に私募ファンドやREIT銘柄の中から破綻するファンドが出ている
だけに油断は禁物です。慎重すぎるくらいがちょうど良いのかもしれません。
しかし、株でも不況にありながら業績を伸ばしている企業があるように、不動産ファンドでも、
実際に収益を伸ばしているファンドも少なくありません。
ですので、収益率の高い優良物件を運用しているかが大きな鍵となりそうです。
また、投資する側も収益率の高い優良物件を運用しているファンドを選んで投資するため、
定期的に見直す必要がありそうです。ですので、無理して投資するのは危険です。
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