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今年後半の不動産市場について - 不動産ファンドが分かる不動産投資入門





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今年後半の不動産市場について


米国市場では、金融大手の決算発表が行われ、サブプライム
関連の損失計上が市場予想を下回ったことにより、これまでの
株安と円高状態が多少改善されることになりました。



しかし、依然としてサブプライム関連の問題が解決する様子は
全く伺えず、金融大手のサブプライム関連の損失が再び大きく
悪化する可能性も全く否定できません。



そして複雑に金融操作されていることによってサブプライムの
実際の不良債権がどこにあるのかさえ分っていません。



また、保有している金融機関でさえ正確に判断できない状態
にあるので、最終的なサブプライム関連の損失が明らかにな
っていないので依然として不安が残ります。



そして、モノライン(金融保証会社)の資金不足により格下げが
実際に行われたわけです。



こうしたことから商業用不動産ローン(CRE)や住宅ローン担保
証券(RMBS)などの損失拡大が指摘されています。



そして、これまで政府筋も、一貫して日本の金融機関はサブ
プライム関係の債券保有は少ないと言われていました。



しかし、ここにきて、みずほ銀行がさらに損失を拡大すること
が明らかになり、今後もさらに拡大すると思います。



こうした影響から国内のREIT市場を不動産ファンド市場も大
打撃を受けており、投資家を集めるのに一苦労です。



また、国内の金融機関が不動産投資に関する融資に対して、
昨年12月から厳格化したことにより、今後は再び低迷するこ
とを余儀なくされそうです。


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