不動産を証券化して不動産ファンドを流通させるメリットとして、まずあげられるのが、証券化
する前と証券化した後では比較にならないほど資金調達を効率的に行うことができる点です。
一般の企業が株式市場において、新規に株式を公開することで上場します。個人投資家が
その企業に株式に投資することによって、企業側は資金を調達することができます。これと
同様のことが
不動産ファンドは不動産を証券化することで可能となるわけです。
ビルなどを所有するような
不動産投資は行うことができない個人投資家の方でも、REIT、
不動産ファンドのような形で証券化された不動産であれば投資することができます。
このため、保有している不動産を現金化しようと考えている場合、売却する担保として借り入
れしなくても資金を調達できるのです。これは非常に大きなメリットです。
また、もし優良な不動産を所有している場合であれば、所有者自身の信用力が低い場合で
あっても、借入れよりも有利な条件で資金調達することができる場合もあります。
今現在、世界中の金融市場が信用不安が歴史的なレベルにまで広がっていることから、大き
く低迷しています。こうした影響から、実際に銀行をはじめとした金融機関から不動産投資を
目的とした融資が受けられにくくなっています。不動産ファンドも低迷しています。
また、2007年半ばごろまで活況であったリート市場も大きく低迷した状態が続いているので、
不動産市場も厳しい状況がしばらく続くことになりそうです。ですので、今後さらに不動産ファン
ドへの投資がより一般に浸透することを願わずにはいられません。
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