今現在、不動産ファンドを取り巻く環境が大きく変わろうとしています。先日大和証券グループ
がダヴィンチ・ホールディングス系の不動産ファンドを買収しています。
今後も世界的に景気が低迷すると、業界再編の動きが活発する可能性が高いです。2001年
にリートが誕生してから5年くらいの間は世界景気が概ね良好だったため、外資も積極的に
買っていたので、右肩あがりでリート市場は拡大しました。
しかし、今では状況が大きく変わっています。実際に上場しているリートの多くはは投資家から
の出資と、銀行から融資を受けて運用するための物件を購入しています。
そして、金融危機によって銀行の融資規制が一気に厳しくなったことから、新規融資や借り換
えに応じてもらえずに運営自体が厳しくなっています。
そういった中で、政府がリートの再編を後押しするために税制面をはじめとした、リートの改革
に着手していますので、リートを取り巻く環境が大きく変わると思います。
不動産ファンド自体が依然として、一般の個人投資家に浸透していないので、こうした動きが
今後加速することによって、不動産ファンドに対する注目が集まることを期待します。
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