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組成する物件選びがより難しくなる - 不動産ファンドが分かる不動産投資入門





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組成する物件選びがより難しくなる


2007年前半までの首都圏の中古マンションは比較的好調で実際に
価格も数年間で20%以上軽く上昇していました。



新築のマンション需要が大幅に落ち込んでいる中で、中古マンション
は比較的検討しているといえますが、それでも急激に景気が冷え込
んでいる上にマスコミが過剰に報道しています。



逆に自らの首を絞めるようなものだと思うんですが、景気悪化に関す
る報道は人々の興味を引き立てるのでしょう。連日のように報道され
ているので、中古マンション購入も見送るケースが増えています。



ようやく、地価が上昇に転じ、不動産市場全体が回復に向かうことが
期待されたにも関わらず、世界的に金融不安が広がったことにより、
景気後退の波が不動産市場を襲っています。



このため、不動産業者の中には、あせって積極的に銀行融資を受け
てレバレッジをかけてしまったがゆえに、追加融資が受けられないが
ために、黒字倒産を余儀なくされているケースが依然として多いです。



REIT銘柄の中にも財政基盤を安定させるために、保有している物件
を投売りせざるえない状況にあるところも少なくありません。



数年前だったら、買い手も借りても沢山いたため、奪い合いのような
状態だったわけですが、今では閑散とした状態が続いています。



不動産市場だけではなく、どこも景気が悪化しているため、財布の紐
が固いので、物が売れなくなっています。



ですので、マンションやビルなどの不動産物件もより消費者のニーズ
を満たすものでないと立地や築年数だけでは、当然のことながら入居
者の確保が難しくなることが予想されます。
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