REIT(リート)が誕生したことにより、日本でも不動産ファンドが一気に
一般に浸透することになりました。今回はREIT先進国であるアメリカ
を例にREITについて解説させて頂きます。
REITには投資対象別に大まかに分けると以下のようになります。
●オフィスビルリート
オフィスビルを投資対象にしたリートです。オフィスビルの
種別として中心商業地区型、郊外型に別れてます。
●住宅リート
人口密集地区に立地する高層複合住宅、低層庭園住宅型、
工場生産型住宅コミュニティに別れます。
●小売店舗リート
大商圏型ジョッピングモール、近隣型中商圏型ショッピング
センター・パワーセンター、さままざまな物が製造されている
工場・アウトレットセンターなどに分けられます。
●その他
ホテルリート、ヘルスケアリート、産業用私設リート、刑務所
リート、日本でも最近では、ラブホテルのファンドなどもあり、
今後も多様化する事が予想されます。
実際に上述したこれらのリートは、収益性が非常に高く、分散効果が
あり、小口での参加が可能で人気があります。
1980年代後半のブラックマンデー時も、他の株式が大幅な調整を
行う中でリートに関しては、価格下落は限定的でした。
そして、さらに90年代後半に入ってからは、株式のパフォーマンスを
下回っていますが、過去の歴史の中では、リートは平均的に株式より
も利回りが高いといわれております。
また、比較的リスクが小さいとされる国債の利回りとの比較に付きま
しても、たえずリートがリードしています。最近では、その幅も拡大し
ており、投資家の資金を吸収する要因といわれています。
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