CMBSの証券化商品としての特徴について - 不動産ファンドが分かる不動産投資入門

CMBSはCommercial Mortgage Backed Securitiesの略称です。ちなみに、日本語では
商業用不動産ローン担保証券といいます。



CMBSとは一体どいうったものかといいますと、オフィスビル、ホテル、商業施設など一般的
な商業用不動産を担保としたノンリコースローンをプールします。



そして、これらを担保に発行される証券のことです。ノンリコースローンの一般的なタイプは
オフィスビルなどの不動産を証券化するさいにデットとしてSPEに貸し出されます。



基本的にノンリコースローンの貸して側は貸し出し期限までローンを保有することもできるの
ですが、そうすることによって貸して側に色々なリスクが絡んできます。



例えば、貸し出し期限までの間に債務者が破綻することによって、デフォルトが発生したり、
貸出金利や貸し出し期間が貸して側の資金調達金利と期間にあわせられなくなります。



こういったリスクが常に隣り合わせにあるため、全てをいっぺんに引き受けなくてはならなく
なります。こういったことから、ノンリコースローンをオフバランスする必要性が生まれます。
こうしたことから、CMBSの需要が生まれるわけです。


『タグ』　不動産ファンド　不動産投資信託　ノンリコースローン　証券化　CMBS