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不動産ファンドの各カテゴリーについて - 不動産ファンドが分かる不動産投資入門





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不動産ファンドの各カテゴリーについて


不動産ファンドと一口にいっても、実際には色々なタイプが存在しますので、一言では語れま
せん。今回は特徴別に簡単ではございますが、解説させて頂きたいと思います。




<物件種類によるカテゴリ>


これは「どのような用途の不動産に投資をしていくか」で分類されており、オフィスビルや賃貸
マンションなど独立した用途だけに投資してくファンドを単独型といいます。



そして、いくつかの用途を複合してファンドを形成しているタイプのものを複合型といいます。
単独型の場合には、同じ住宅系でも、ファミリータイプとシングルタイプ、または、高級賃貸
マンションと一般向け賃貸マンションなど、さらに細分化することもできます。




<物件取得法によるカテゴリ>



次に物件取得法とは、「どの段階で物件を取得するか」によって分類していくタイプの物です。
そして、ファンド組成前に投資対象物件が確定しているタイプの物を物件固定型といいます。



また、実際に一部の物件については予め確定しているにもかかわらず、ファンドを組成した後
に追加で物件を取得していくタイプを追加取得型といいます。



一方、ある一定の取得方針や、基準に基づくものの実際の取得はAMの裁量によるファンドの
ことを一任勘定型、またはブラインド型といいます。




<運用期間によるカテゴリ>



基本的に、長期型とは運用期間が5年以上のファンドのことをいいます。現状5年を大幅に越
えるファンドは、非常に少ないとされています。



そして、短期型についてですが、実際の運用期間が基本的に半年から二年未満のファンドの
ことをいいます。短期型の中でも、出口戦略として投資対象物件をそのままJ-REITの投資
法人に対して譲渡するタイプのファンドの事をブリッジファンドといいます。




<運用スタイルによるカテゴリ>



これらは、どのような質(クオリティ)の物件を取得して、どのように運用し、最終的にどのくら
いのリターンを投資家に提供するかという運用スタイルによる分類です。



コア型とは優良な物件例えば、駅から近く、築年数が浅く、大規模な物件に投資して、安定的
なテナントからの賃貸収入(インカムゲイン)を得ていくファンドのことをいいます。



また、オポチュニティ型は、物件に何らかの問題があり収益性が低い物件(例えば不良債権の
担保不動産など)を安価で仕入れ、短期間で修繕・改善して高値で売り抜けるというようなキャ
ピタルゲイン狙いのファンドのことです。両者の中間型と呼べるのがバリューアッド型です。


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